お知らせ詳細

　2024年1月30日（火）、弊会名誉顧問・弘前大学名誉教授の杉山修一先生が、千葉県佐倉市にて「持続可能な農業に取り組むための土づくり研修会」を開催いたしました。

　植物に必要な窒素を土壌に固定する微生物等の働きによって、土ができてくると、自律的に栄養を補完する生態系システムができ、肥料も必要としない、農薬も必要としない栽培体系になってくると、非常にわかりやすく、科学的な解説となりました。

　また杉山先生の最新研究では、その微生物の働きは、これまで自然にまかせると自律生態系システムへの移行には5~8年かかり、その間の収量や品質が安定せずに、農業経営を苦しめていましたが、今回の発表では、土壌改良効果によって半年~1年に短縮される可能性も示唆されました。